■ TAO近赤外線装置ワークショップのお知らせ ■

東京大学ではチリ・アタカマの標高5,640mに口径6.5mの大型光学赤外線望遠鏡を建設するTAO計画を進めています(※1)。

今年度より、6.5m TAO望遠鏡用の近赤外線装置(仮称TAO-NIRCAM)の開発を本格的に開始する事になりました。本装置は、マウナケア山にも勝るサイトの特長を活かした近赤外線観測を行うもので、東京大学のみならず、日本のコミュニティに共同利用観測で開放される予定です。

TAO-NIRCAMが日本のユーザーに広く使用される観測装置となるように、今回、以下の日程でワークショップを開催し、ユーザーの皆様のご意見を伺う機会を設けました。本ワークショップにて、TAO-NIRCAM装置仕様の多くの部分を決める予定です。

(※1)http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/TAO/

TAO-NIRCAMの装置案は以下のURLからご覧いただけます(随時更新中)。

講演プログラムは既に決まっていますが、ワークショップの最後に装置仕様決定に向けた総合討論を行う予定です。また、ワークショップ終了後、懇親会も予定しておりますので、皆様是非、ご参加ください。

日時9月11日(金)10:00 - 17:30
場所東大天文センター三鷹 講義室
*大変申し訳ございませんが、旅費の補助はございません。
*ポリコム(TV会議システム)による接続が可能です。回線数に限りがありますので、接続をご希望の方は事前にご連絡ください。

お問い合わせは、

 東京大学天文学教育研究センター 小西(konishi_at_ioa.s.u-tokyo.ac.jp)

までお願いします。

プログラム

10:00 - 10:05主催者挨拶&趣旨説明本原
『TAO-NIRCAM』
10:05 - 10:15サイト説明(miniTAO&ANIRの例)小西
10:15 - 10:30TAO-NIRCAM説明本原
『系内・近傍銀河』
10:30 - 10:50「TAO近赤外観測装置による太陽系天体の観測」長谷川(JAXA)
10:50 - 11:10「T.B.D.(星形成)」山下(NAOJ)
11:10 - 11:30「ミラ型変光星を用いた楕円銀河の高精度距離測定」松永(東大)
11:30 - 11:50「TAO近赤外観測装置による近傍銀河の研究」有本(NAOJ)
 
11:50 - 12:50昼食
 
『遠方銀河・銀河団』
12:50 - 13:10「遠方銀河 (z>4) の観測」嶋作(東大)
13:10 - 13:30「TAO近赤外線による遠方銀河の探査」太田(理研)
13:30 - 13:50「TAO近赤外観測装置による遠方銀河団・銀河群の大規模探査」小山(東大)
13:50 - 14:10「TAO近赤外観測装置による原始銀河団の研究」児玉(NAOJ)
 
14:10 - 14:20休憩
 
『AGN・超新星』
14:20 - 14:40「東京大学アタカマ望遠鏡による活動銀河核研究」長尾(愛媛大)
14:40 - 15:00「FeII/MgIIから探る宇宙の化学進化」鮫島(東大)
15:00 - 15:20「Near-Infrared Frontiers of Supernova Study」前田(東大)
15:20 - 15:40「NIR Variability Surveys for AGN and SNe」諸隈(NAOJ)
 
15:40 - 15:55休憩
 
『他波長連携』
15:55 - 16:15「ALMA時代におけるTAO近赤外カメラでのサブミリ銀河観測」五十嵐(東大)
16:15 - 16:35「T.B.D.(あかり・SPICA連携)」和田(JAXA)
 
『総合討論』
16:35 - 17:30総合討論本原

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