Simultaneous-color Wide-field Infrared Multi-object Spectrograph
SWIMS
About SWIMS†
SWIMS(近赤外線2色同時多天体分光撮像装置) は、東京大学アタカマ天文台(TAO)プロジェクトが建設を予定している6.5m赤外線望遠鏡に搭載される近赤外線観測装置です。
この装置の特長は、
- 広い視野(~φ9分角)に渡って
- 近赤外線の2つの波長域(0.9~1.4 / 1.4~2.5μm)を同時に
- 撮像もしくは多天体分光することができる
という点です。
望遠鏡が建設される予定の南米チリのアタカマ高地にあるチャナントール山(標高5,640m)は1年を通して非常に乾燥しているため、近赤外線域において連続的な大気の窓が得られる、という強みを活かした科学的観測を目的としています。
主な装置仕様はSummaryをご覧ください。
Instrument Design†
装置デザインに関しては下記資料をご覧下さい。
SWIMS Science Workshop 2015†
Today's SWIMS†
| 【2017.07.03 更新】
前回更新から長らく間が空いてしまいました。この間SWIMSチームでは卒業、入学によるメンバーの入れ替わりがあり、4月から新体制で開発を行っています。各種試験及び調整は無事に終了し、ついに今週SWIMS本体がハワイ輸送に向けて三鷹を旅立ちます。まだまだ本番はこれからですが、ここまで漕ぎ着けたことにチーム一同ひとまずほっとしています。ハワイ・ヒロへの到着は8月下旬の予定で、そこからは私たちもヒロ入りして作業を進めます。開発初期に貢献された先輩方は既に卒業されてしまいましたが、良い知らせを届けられるようにヒロでのSWIMS立ち上げをばっちり決めてきたいと思います。ともあれ、まずは輸送に向けた荷造り作業を皆で頑張ります。 |