Simultaneous-color Wide-field Infrared Multi-object Spectrograph
SWIMS
About SWIMS†
SWIMS(近赤外線2色同時多天体分光撮像装置) は、東京大学アタカマ天文台(TAO)プロジェクトが建設を進めている6.5m赤外線望遠鏡に搭載される近赤外線観測装置です。
この装置の特長は、
- 広い視野(~φ9分角)に渡って
- 近赤外線の2つの波長域(0.9~1.4 / 1.4~2.5μm)を同時に
- 撮像もしくは多天体分光することができる
という点です。
望遠鏡が建設される南米チリのアタカマ高地にあるチャナントール山(標高5,640m)は1年を通して非常に乾燥しているため、近赤外線域において連続的な大気の窓が得られる、という強みを活かした科学的観測を目的としています。
主な装置仕様はこちら (英語のみ)をご覧ください。
SWIMS Science Workshop 2015†
Today's SWIMS†
| 【2018.04.27 更新】
輸送の報告を最後に長らく更新が滞ってしまったせいでご心配をおかけしてしまいましたが、SWIMSは今も頑張っています!
昨夏のハワイ試験では、組み上げや性能評価が概ね順調に進んでいる途中で予期せぬ問題が発覚し、一時ははすばる望遠鏡への搭載が危ぶまれる場面もありました。 しかし、その問題も無事解決し、本日ついにマウナケア山頂にてすばる望遠鏡への搭載試験が行われました!
青色のすばる望遠鏡の下側、カセグレン焦点と呼ばれる部分にSWIMSが取り付けられています。個人的にはなかなかかっこよく決まっているのではないかと思います。
SWIMSを搭載した状態で望遠鏡を傾けて行うバランス試験等も無事クリアし、ファーストライトへ向けての非常に大きな関門を突破することができました。 すばる望遠鏡でのファーストライトは5月末に予定されており、いよいよ間近に迫ってきています。 良い報告ができるように、チーム一丸となって最後の追い込み&更新頻度の向上を頑張りたいと思います。
応援よろしくお願いいたします。 |