IoA Seminar 2013 / 2013年度・東京大学・天文学教育研究センター・談話会

次回以降の談話会

第225回: 2013/6/27(木) 15:30-16:30

Speaker: 戸谷友則 (東京大学)

Title: すばるFMOSによる銀河赤方偏移サーベイで迫る宇宙の加速膨張:FastSound プロジェクトの進展状況

Abstract: 我々は宇宙の加速膨張やダークエネルギーの問題に迫るため、
我が国では初めてと言える宇宙論目的の大規模銀河赤方偏移サーベイ、
FastSound をすばる望遠鏡戦略枠プログラムとして遂行している。
すばるの主焦点を生かした広視野多天体近赤外分光器 FMOS を
用いて、30 平方度にわたり z = 1.2-1.5 の 5,000個以上の銀河の
赤方偏移を測定し、史上最遠方の三次元大規模構造のマップを得る予定である。
その最大の科学目標は、赤方偏移歪み効果から構造形成の成長速度を測定し、
重力理論としての一般相対性理論を宇宙論的スケールで検証することである。
本講演では、プロジェクトの進行状況と、最近完成したばかりの
一部領域での試験的銀河三次元マップなどの初期成果をお見せする予定
である。

趣旨

東京大学・天文学教育研究センターでは2003年4月から, 院生コロキウムに引き続き, 談話会を開いています.
第一線で活躍されている研究者の方々を講師にお招きし, 最先端の研究成果をお話しいただきます.
講師の方には, 大学院生の参加者のことも考慮し, レビュー的な側面も含めた上で, ご自身の研究紹介をお願いしています.

日時

場所

標準タイムテーブル

13:30-14:30院生コロキウム講義室
15:30-16:30談話会講義室
16:30-お茶の時間講義室横のお茶部屋~講師の方を交えて~

世話人

予定

#日付講演者 (所属)タイトル
2272013/06/27(Thu)戸谷友則(東大)すばるFMOSによる銀河赤方偏移サーベイで迫る宇宙の加速膨張:FastSound プロジェクトの進展状況
2282013/06/28(Fri) 13:30-14:30井上開輝(近畿大)ミニ重力レンズで探るダークマターの起源
2013/07/18(Thu)川中宣太(東大)天体起源の宇宙線電子・陽電子について
2013/10/03(Thu)紀 基樹(宇宙研)

終了した談話会(今年度)

詳細はこちら: 平成25 (2013) 年度談話会

#日付講演者 (所属)タイトル
2262013/06/13(Thu)新永浩子(国立天文台/チリ観測所)Submillimeter Astronomy at Mauna Kea
2252013/06/06(Thu)高橋智子(国立天文台/チリ観測所)Millimeter and Sbumillimeter studies of the Orion Molecular Filaments
2242013/05/30(Thu)田中賢幸(国立天文台)On the formation time scale of massive cluster ellipticals based on deep near-IR spectroscopy at z~2
2232013/05/23(Thu)南谷哲宏(東大/IoA)Physical Properties of Dense Molecular Clumps in the Small Magellanic Cloud
2222013/05/16(Thu)Gu Liyi(Univ. Tokyo/RESCEU)Multi-wavelength Probe of Galaxy-Hot Plasma Interaction in Rich Clusters of Galaxies
2212013/05/09(Thu)遠藤 光(Delft University of Technology)アストロフォトニクス:オンチップ超伝導分光計DESHIMAの研究開発
2202013/04/26(Fri) 13:30-14:30Malte Schramm(IPMU)The co-evolution between black hole and galaxy over the past 12 billion years.
2192013/04/18(Thu)真喜屋 龍(東大/IoA)宇宙論的銀河形成モデルへの新たなフィードバック機構の導入
2182013/04/11(Thu)小麦真也(国立天文台ALMA東アジアセンター)星形成則の多変数化:星間物質の基本平面の発見

昨年度までの談話会


トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS