IoA Seminar 2014 / 2014年度・東京大学・天文学教育研究センター・談話会

次回以降の談話会

第245回: 2014/05/08 (Thu) 15:30-16:30

Speaker: 藤井通子 (国立天文台 理論研究部)

Title: N体シミュレーションで探る星団の形成と進化

Abstract: N体シミュレーションは星一つ一つの運動を計算することで、恒星系全体の進化
を明らかにすることができる強力なツールである。N体シミュレーショ ンを用いた
星団の力学的進化に関する研究は、長年主流だった球対称かつ力学平衡の理想的な
モデルから、近年、より現実の星形成領域に近いフィラメ ント状やクランプ状の
構造を模したモデルへと移行しつつある。今回の談話会では、基礎となる
球対称モデルから、分子雲のフィラメント構造に沿った 星形成を仮定したモデルまで、
星団の力学的進化という視点から紹介する。

第246回: 2014/05/12 (Mon) 16:00-17:00 ※曜日、開始時刻注意

Speaker: Francois Petrelis (Laboratoire de Physique Statistique, Ecole Normale Superieure)

Title: Reversals and Dynamics of the magnetic field generated by dynamo instability

Abstract: The magnetic field of astrophysical objects is generated by the dynamo 
effect: an instability that converts kinetic energy into magnetic one.
Since the beginning of the 20th century, it is known that the magnetic 
field of the Earth does not remain of same direction at all time but 
from time to time it  reverses and changes polarity.

I will show results of recent laboratory experiments in which a magnetic 
field is generated by dynamo effect and reverses in an apparently random 
manner. I will explain what mechanism is responsible for magnetic field 
reversals in the experiment and show that this mechanism explains 
several properties of the dynamics of the Earth's magnetic field.

第247回: 2014/05/15 (Thu) 15:30-16:30

Speaker: 細川隆史(東京大学・物理学専攻)

Title: The first stars: their diversity and beyond

Abstract: 初期宇宙で生まれた星(初代星)は銀河系の星と比べると質量が大きかったと考えられている。具体的にその典型質量が

いくらだったのか、またその質量分布がどんな形をしていたのかという問題は最も基本的かつ未解決の問題である。
このセミナーでは、特に最近活発に議論されているこの初代星の質量、質量分布問題の最近の進展についてまとめる。
星質量が決定される過程では、原始星誕生後のガス降着段階(又は後期段階)にどれほど星質量が増加するかが鍵を握る。
最近の進展はこの時期の進化の多次元輻射流体シミュレーションが可能になったことが大きい。大まかには、星周円盤の
重力不安定による分裂、原始星からの輻射フィードバック等により個々の星に降り積もるガス質量が下がるため、最終的に得られる
星質量は以前考えられていたより低いというのが主な論調である。これは銀河系の金属欠乏星の組成分布から期待される質量域と
合うため好まれる傾向がある。統計的な研究も進み、具体的な質量分布を理論的に導く試みもなされている。その一で、z>6で
すでに10^9Msunを上回る超巨大ブラックホールが存在することが観測的に知られるようになり、この起源として超大質量天体の
形成可能性も並行して議論されている。これらの現状とともに、さらなる将来展望も合わせてお話ししたい。

趣旨

東京大学・天文学教育研究センターでは2003年4月から, 院生コロキウムに引き続き, 談話会を開いています. 第一線で活躍されている研究者の方々を講師にお招きし, 最先端の研究成果をお話しいただきます. 講師の方には, 大学院生の参加者のことも考慮し, レビュー的な側面も含めた上で, ご自身の研究紹介をお願いしています.

日時

場所

標準タイムテーブル

13:30-14:30院生コロキウム講義室
15:30-16:30談話会講義室
16:30-お茶の時間講義室横のお茶部屋~講師の方を交えて~

世話人

予定

#日付講演者 (所属)タイトル
2462014/05/12(Mon) 16:00-17:00※曜日・開始時刻注意Francois Petrelis(Laboratoire de Physique Statistique, Ecole Normale Superieure)Reversals and Dynamics of the magnetic field generated by dynamo instability
2472014/05/15(Thu)細川隆史 (東大)
2482014/05/29(Thu)小嶋崇文 (NAOJ)
TBD中島王彦 (NAOJ)

終了した談話会(2014年度)

詳細はこちら: 平成26 (2014) 年度談話会

#日付講演者 (所属)タイトル
2432014/04/17(Thu)田中雅臣(NAOJ)重力波天文学時代の突発天体観測
2442014/04/24(Thu)石井峻(東大天文センター)南極天文学開拓のための可搬型サブミリ波望遠鏡の開発
2452014/05/8(Thu)藤井通子 (NAOJ)N体シミュレーションで探る星団の形成と進化

これまでの談話会


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