IoA Seminar 2017 / 平成29年度/2017年度・東京大学・天文学教育研究センター・談話会

Upcoming Seminars

No. 309: July 13 (Thu), 2017, 15:30 - 16:30

Speaker: Ryan M. Lau (Caltech/JPL)

Title: TBA

Abstract: TBA

Language: English


No. 309: July 20 (Thu), 2017, 15:30 - 16:30

Speaker: Shota Kisaka (Aoyama-Gakuin University) 木坂将大 (青山学院大学)

Title: 多波長観測で探るパルサー磁気圏構造

Abstract: パルサーはその発見から今年でちょうど50年であり、最近は高速電波バーストの起源の候補天体としても注目されている。しかし、パルサーの周囲に形成される磁気圏において、電磁場からプラズマへのエネルギー変換が、どこで、どのように、どの程度の効率で行われるかは未解明のままである。磁気圏の一部の領域では、プラズマが相対論的エネルギーまで加速され、それらの放射する高エネルギー光子を起点として電磁カスケードが発展し、大量の電子・陽電子が磁気圏全体を満たす。この過程で電波からガンマ線までのエネルギー帯域の電磁波が放射される。近年、幅広いエネルギー帯域で検出された天体の数が飛躍的に増加した。講演では、まずガンマ線、X線、可視光、電波それぞれの帯域で観測される放射の特徴とその意味について紹介する。この多波長の結果を組み合わせることで新たに得られた磁気圏構造に対する理解について報告する。

Language: TBD


No. 309: July 27 (Thu), 2017, 15:30 - 16:30

Speaker: Aya Bamba (Dep. of Physics, U. Tokyo) 馬場彩 (東京大学 物理学専攻)

Title: 超新星残骸のX線観測に関する最近の話題

Abstract: 超新星残骸は、熱エネルギーや重元素、さらには宇宙線を宇宙空間に供給する、宇宙の多様性の源である。衝撃波速度は秒速数千km程度であるため衝撃波下流は数百万度の光学的に薄いプラズマとなり、熱的制動放射X線や電離された重元素からの特性X線が放射される。したがってX線観測は、超新星残骸研究に最適の手段の一つである。

近年X線観測の空間分解能やエネルギー分解能の向上に伴い、超新星爆発のタイプやタイプごとの爆発非等方性、宇宙線逃亡の環境情報などが引き出せるようになってきた。また、プラズマそのものも複雑な非平衡状態にあり、プラズマ物理としての理解も進んできている。本講演では、Chandra, 「すざく」, 「ひとみ」といったX線衛星の超新星残骸に関する結果をもとに、これらのテーマに関する最近の進展を紹介する。

Language: TBD


趣旨

東京大学・天文学教育研究センターでは2003年4月から, 院生コロキウムに引き続き, 談話会を開いています. 第一線で活躍されている研究者の方々を講師にお招きし, 最先端の研究成果をお話しいただきます. 講師の方には, 大学院生の参加者のことも考慮し, レビュー的な側面も含めた上で, ご自身の研究紹介をお願いしています.

日時

場所

標準タイムテーブル

13:30-14:30院生コロキウム講義室
15:30-16:30談話会講義室
16:30-お茶の時間講義室横のお茶部屋~講師の方を交えて~

世話人

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Schedule

#DateSpeakerTitleChair
3012017/4/13 (Thu) 15:30 - 16:30Tao WANG (IoA/U.Tokyo (4月から))New insights into the formation of the most massive galaxies at high redshiftsKK
3022017/4/20 (Thu) 15:30 - 16:30Matthew W. Johns (U. Arizona)The Magellan Experience - Building a 6.5 Meter Optical/Infrared TelescopeTT
3032017/4/27 (Thu) 15:30 - 16:30滝脇知也 (国立天文台 理論部)重力崩壊型超新星の爆発機構MY
3042017/5/11 (Thu) 15:30 - 16:30樫山和己 (東京大学 物理学専攻)A FRB in a bottleMY
3052017/5/25 (Thu) 15:30 - 16:30西村優里 (天文学教育研究センター)低重元素量の矮小銀河における分子雲の化学組成KK
3062017/6/1 (Thu) 15:30 - 16:30片岡章雅 (国立天文台フェロー)Millimeter-wave polarization as a tool of investigating the planet formationKK
3072017/6/15 (Thu) 15:30 - 16:30端山和大 (東京大学 宇宙線研)重力波望遠鏡の現状と、検出から物理へMT
3082017/6/22 (Thu) 15:30 - 16:30福島登志夫 (国立天文台)宇宙人存在問題 Question on Alien Civilization ExistenceTT
3092017/7/13 (Thu) 15:30 - 16:30Ryan M. Lau (Caltech/JPL)TBAKK
3102017/7/20 (Thu) 15:30 - 16:30木坂将大 (青山学院大学)多波長観測で探るパルサー磁気圏構造MY
3112017/7/27 (Thu) 15:30 - 16:30馬場彩 (東京大学 物理学専攻)超新星残骸のX線観測に関する最近の話題MY

終了した談話会(2017年度)

詳細はこちら: 平成29 (2017) 年度談話会

#DateSpeakerTitleChair
3012017/4/13 (Thu) 15:30 - 16:30Tao WANG (IoA/U.Tokyo (4月から))New insights into the formation of the most massive galaxies at high redshiftsKK
3022017/4/20 (Thu) 15:30 - 16:30Matthew W. Johns (U. Arizona)The Magellan Experience - Building a 6.5 Meter Optical/Infrared TelescopeTT
3032017/4/27 (Thu) 15:30 - 16:30滝脇知也 (国立天文台 理論部)重力崩壊型超新星の爆発機構MY
3042017/5/11 (Thu) 15:30 - 16:30樫山和己 (東京大学 物理学専攻)A FRB in a bottleMY
3052017/5/25 (Thu) 15:30 - 16:30西村優里 (天文学教育研究センター (4月から))低重元素量の矮小銀河における分子雲の化学組成KK
3062017/6/1 (Thu) 15:30 - 16:30片岡章雅 (国立天文台フェロー)Millimeter-wave polarization as a tool of investigating the planet formationKK
3072017/6/15 (Thu) 15:30 - 16:30端山和大 (東京大学 宇宙線研)重力波望遠鏡の現状と、検出から物理へMT
3082017/6/22 (Thu) 15:30 - 16:30福島登志夫 (国立天文台)宇宙人存在問題 Question on Alien Civilization ExistenceTT

これまでの談話会


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